遠路はるばるやってまいりました大阪O病院、紹介状とカルテを提出。診察予定時間は確か9:00か10:00だったにもかかわらず延々待たされてA先生にお会いできたのは、すでに12:00を回っておりました。大病院にはありがちなお話のようですが・・・
やっと診察室に通され、A先生は難しい顔で地元病院から持ち込んだカルテを覗き込みながら、一息入れたのち鋭い眼光でこちらを向き「膀胱温存術をご希望であればなんとか可能なレベルだと思います」とお返事をいただき、少し安堵しました。
地元の病院では女医さんに膀胱温存の可能性を聞いてもとりあってもらえません。現実問題、患者の希望でお医者さんは方針変更はしません。それを踏まえたうえで大阪O病院のA先生ならば長年膀胱温存術の研究を続けており保険適用を目指してのサンプルと実績のために診療を受け入れてくれるだろうと、研究対象になることを理解したうえでの予想と期待のセカンドオピニオンでした。
「ただし、膀胱内の様子を直に見ることと癌細胞の徹底的な切除をするために再度のTUR-Btが必要なので、執刀は私(A先生)がやりますが日程とオペ室の都合で最寄りのH病院での手術を行い入院をしていただきます。後のことは看護師から指示がありますのでそれに従ってください。」とのこと
さらに待合室で待つこと30分。看護師に呼ばれて「今からH病院に行ってもらって検査と入院の手続きをお願いします」・・・えっ今から?早朝から出向いているため徒労感が漂います。
移動した先のH病院にて、諸々の検査があり入院カンファレンスを受けてすべてが済んだのが17:00過ぎ、長い一日となりましたが、膀胱温存への第一歩。まだまだ先は長いことを本人はまだ知りません。
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